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デジタルパーマと普通のパーマの違いってあるの?
  • 2018/10/22
  • ヘアコラム




以前まで癖のある方にかけられるパーマはストレートパーマか縮毛矯正しかありませんでしたが、
縮毛矯正で一度まっすぐにしてしまうとパーマはかけられませんでした。

しかし、デジタルパーマの普及により癖毛の方でも縮毛矯正をかけた髪の毛でも、
パーマスタイルを楽しむことができるようになりました。



▼パーマの原理




普通のパーマとデジタルパーマは手順やパーマの持続性などは違いますが
【髪の毛にカールを定着させる】という目的と、定着するための【原理】は一緒です。

髪の毛の成分は爪と同じケラチンというタンパク質からできており、
タンパク質は18種類のアミノ酸からできています。

最も多く髪の毛に含まれているアミノ酸はシスチンです。


シスチンは、シスチン結合という結合で出来ており、
この結合は切ったりくっついたりができます。

この原理を利用してパーマをかけていて、
1液と2液、2種類の薬剤を使っています。


1液のアルカリ剤によりキューティクルを開き、
還元剤によりハシゴのように付いているシスチン結合を切断します。

そして2液の酸化剤により再びシスチン結合を付けていきます。



▼コールドパーマの仕組みや特徴




美容室でおなじみのパーマというのはコールドパーマの事で、
熱を与えず薬剤の力だけでパーマをかけていきます。

髪が太くしっかりしてる方など、パーマのかかりにくい方で温める時は、
頭全体を機械で温めていきます。

髪を巻いていくロッドには様々な大きさ(太さ)があり、
巻いていくロッドの大きさによってカールの大きさも決まります。

男性でもかけられる程細いロッドがあり、
比較的どの強さのカールでも対応ができます。

仕上がりとして、髪に水分がある状態の方がウェーブやカールが強く出るので、
スタイリングする時は、軽く濡らしてムースやジェルなど
水分のあるスタイリング剤がおすすめです。


▼デジタルパーマの仕組みや特徴




デジタルパーマは形状記憶パーマとも呼ばれており、
熱と薬剤の力でパーマを定着させます。

ロッド1本1本に熱を与えて髪に形状記憶させ、
乾かす時に元の形に戻るようにさせるパーマです。

乾いた時に強くウェーブやカールが出るので、
生乾きのときにスタイリング剤などを付けてクルクルと
指に巻きつけながら乾かすだけでスタイリングできます。


デジタルパーマのメリット

◯パーマの持続期間が長い
◯パーマのかかりにくい方も比較的綺麗にかかる
◯乾かすだけでスタイリングできる
◯縮毛矯正をしている方もできる
◯癖毛の方も綺麗なパーマスタイルを楽しめる



デジタルパーマのデメリット

◯普通のパーマより値段が高い
◯施術時間が長い
◯細かいカールやウェーブはかけられない
◯普通のパーマよりもダメージが大きい傾向にある
◯パーマからストレートに戻すには更にダメージに繋がる



どちらもメリットとデメリットがあるので、自分が求めるカールの強さや大きさ、
お手入れ方法などをしっかりと美容師さんに相談しましょう。